イギリス流を楽しむ、丘の上のティールーム。

Tea Room Coline
～郡山市東部

郡山市市街地から三春方面へ車を走らせ、しばらくすると店の看板を見つけた。スカイブルーの看板の先には大きな桜の木、さらに小さな丘へと道が続く…丘の上には、清々しい風が吹き抜けた。庭や建物、そのすべてがおとぎ話の世界のよう。ここは英国調の本格的な紅茶と、ホームメイドのお菓子を出すティールーム。丁寧に淹れた紅茶の味と、文化を知る時間。紅茶好きはもちろんの事、コーヒー派のあなたもきっと大満足。お店で味わう、ちょっと優雅なティータイムをどうぞ。

イギリス流のティータイム

紅茶とスコーンのセット‟クリームティー”をオーダー。紅茶は、イギリスの「BREW TEA(ブリューティー)」の茶葉を使う。カップへ注ぐのと同時に、部屋には紅茶の香りと幸福感が充満する。ミルクも砂糖もいらないほど、茶葉の甘味を感じる一杯だ。スコーンには、伝統的なクロテッドクリームと手作りジャムをたっぷりつけるのがイギリス流。

5・15・25日はオープンデイ

毎月、紅茶にまつわるイベントを開催。中でも「不思議の国のアリス」や「パディントン」など、おとぎ話のティータイムを再現した会は好評。登場人物と過ごしているかのような気分になれる。普段は予約制のお店だが5の付く日には自由に来店できる。

紅茶のお共だって本格的

スコーンやキャロットケーキなど、紅茶のお供にお菓子はマスト。小麦の配合からこだわった、イギリス仕込みのスコーン。サクサクとした歯ごたえと香ばしさが特徴。テイクアウトできるから、家でも本格的な味が楽しめる。お店で使うポットや食器はアンティークのシルバー製で、見どころの一つだ。

晴れた日には、お庭でお茶にしましょうか

晴れた日の心地よいテラスで紅茶をいただけば、また格別。ゆっくり過ごしたい時には、豪華なアフタヌーンティが良いだろう。
丘の途中にあった大きな枝垂れ桜。実は「三春の滝桜」の株分けだという。樹齢40年にもなる桜は、見応え充分。今年は、ティールームで特別な花見を体験してみるのもいいかもしれない。

(取材：編集スタッフ たまちゃん)